ビモータdb1のフレームの強度
db1のフレームは、力強くはあっても強度は低いと言われています。
実際、強く転倒するとフロントフォークが無事なのに、フレームがステアリングヘッドのすぐ後ろでポッキリ折れるという話もおおいそうです。
実際、事故車のフレームで試すと、フレームのパイプ自体は、金属用のはさみで簡単に切り裂けてしまうそうです。
このあたりは転倒時のコストを最小限に抑える日本車とは異なる点だと言えます。
ビモータは手作りをコンセプトにバイク造りをしているので、手作りのバイクでそんなことまで考えれないのか、できないかのどちらかでしょう。
それほど軽量に作り込まれているわけで、剛性確保は、極力直線で構成し、1点に複数のパイプを溶接する手作業ならではの技術に寄っています。
また、場所によっては、1箇所に5本ものパイプを溶接していますね。
エンジンのリアマウント部などは、どういう順序で部材を構築していったのか、わからないほどのすばらしい出来となっています。
こうしたパイプワークの見事さは、ビモータにしか見られないでしょう。