ビモータdb1 フレーム
ビモータdb1のフレームは、最も応力のかかる問題になっているその場所1点に、3〜4方向からのパイプを集合させる事にしたのなら、トライアングルの長所を最も効率的に使うことが出来ます。
パイプの組み方でもっとも重要なのはここであると考えられます。
しかし、同じイタリアンバイクのドゥカティと比べると、あのドゥカティでさえもこの手間の掛かる手法は同一規格の製品を大量につくる効率を考えるとできないので、物体の変形しにくい性質をあげるためにパイプ肉厚をあげたり、径を大きくしたりといいかげんにするしかないのが現実なのです。
その結果の重量が増えたバイクは、そのバイクのキャラクターをまったくの別物にしてしまうのです。
国産LツインのTL1000やVTRが同じL型エンジンでもドゥカティと違う点は更に整備性という販売店の要望を入れてしまった結果であったため、ビモータ db1は、妥協の産物といえるでしょう。
最近は自社エンジンを搭載したバイクも発売していて、メーカーといってもいい組織にはなりましたが、現在でも主力は日本車エンジンと自社フレーム車となっています。